巡る とは 体を巡るという意味と働き

巡る とは 体を巡るという意味と働きについてです。人間の体内は、水分が60%近くを占める人というのは、よく聞くフレーズですが、巡りの良い体でいることは、「キレイ」と「健康」の基本です。だけど、そもそも「巡り」とはどういう状態のか? どんな働きをしているのか?知っているようで意外と知らないカラダの「巡り」についてです。

昼も夜も休みなく働く心臓は、人間の体が「生きている」ことを、最もわかりやすい形で示してくれる臓器です。ここを起点に血管綱が全身へ広がっています。この血管をすべてを1本につなぐと10万kmもあります。
なんと地球2周半に達するという。人間のの体内には、そんな天文学的な数のネットワークが備わっているのです。

巡る とは

巡る とは
巡る とは

心臓だけがドタンドタンと脈を打って、頑張っても、この壮大なネットワークは半分しか動きません。「心臓の主な働きは、動脈へ血液を押し出すことと、静脈から戻る血液を動かしているのは、主に全身の筋肉です」
心臓から出発した動脈は、体の末梢へ進むにつれて枝分かれしながら細くなり、やがては、毛細血管となる。その後、今度は合流しながら静脈へつながるのですが、途中の毛細血管が非常に細いため、その抵抗で、心臓からの圧力は静脈までは届きません。
だから静脈の血液は、心臓以外の力を借りて戻つてこなくてはいけないということです。
特に大変なのは、脚。足先に下りた血液を心臓まで1m以上押し上げる必要があります。

立ったり歩いたりして収縮するとき、ポンプのように静脈を圧迫し、血流を促します。よくふくらはぎは「第2の心臓」などといわれるのはこのためです。「静脈はゴムのように膨らんで血液をためることができるので、筋肉を動かさないと、中に大量の血液がたまってしまいます。すると全身を巡る血液量が減ってしまうのです。こうなると体は、脳や肝臓など大事な臓器への血流を優先させ、手足などの血流を抑えてしまいます。これが一般的に言われる「冷え」です。

ところで血液は、全身の細胞に酸素や栄養を届ける役割を担つています。細胞は血管の外にあるので、血液もいったん血管の外に出ていく必要がある。

そのしみ出る場所が、毛細血管です。そして細胞に栄養などを届けたあとは、再び毛細血管に戻る。となれば理想的ですが、当然、そうはうまくいかないこともあります。

「運動不足で静脈の血液が滞っていると、染み出た水分が静脈に戻れず、血管の外にたまります。これが女性には大敵の「むくみ」の正体」です。
静脈内にたまった血液なら、多少滞っても筋肉さえ動かせばすぐ流れるのですが、血管外にたまり始めたむくみはちょっと面倒です。

血管内の滞りから臓に処理しなくてはいけないので、解消までに時間がかかってしまうのです。実は、そんなときのために、体はもうひとつの「水分回収ルート」を準備しています。

それが、マッサージのネーミングで有名になった「リンパ管」です。「組織がむくみ始めると、付近にあるリンパ管の末端がかばっと口を開けて、水分を取り入れ始めます。
回収された水分は、リンパ節で浄化されてから静脈に合流し、全身の循環へ戻ります。

毛細血管から染み出る水分量は1日約20Lもあります。
このうち約90%は静脈に戻り、リンパ管に入るのは約10%程度です。量としては静脈に戻る方がずっと多いのですが、リンパ管は、静脈にない大切な働きをしています。
水分と一緒に、細胞外にたまつた脂肪やたんばく質、感染した細菌なども回収します。つまり、むくみを解消しながら組織を掃除し、免疫横能まで果たすのです。完全なリサイクルシステムです。だがこんなにうまくできたシステムにも、弱点はあります。「毛細血管もリンパ管も自律神経が制御しているので、ストレスがかかって緊張すると働きが悪悪くなります。
つまり、巡りの良い体をキープするには、快適な気分でいることがとても大切! というわけです

「巡り」というシステムは、人の体の緻密な計算の中で動いているわけです。その中でも「水」は欠かせないものといえます。
飲み水、肌につける化粧水、どれも安全で安心な水を使うほうがいいことは言うまでもありません。

基礎知識

塩素 肌トラブル 原因 バスタイムのお風呂の水の塩素を無害化して美白肌に

塩素 肌トラブル 原因 バスタイムのお風呂の水の塩素を無害化して美白肌効果を高めるという方法です。普段から、ミネラルウォーターベースの化粧水などを使って美容に関心の高い女性には、バスタイムがなんといっても重要。
その理由は、簡単でシンプルなもの。

  • 蒸気で肌が潤い成分が浸透しやすい
  • 毛穴が開くために汚れや角質がおちやすい
  • 血流がアップし新陳代謝が活発になりセルライトが解消する

などです。
水が体内に入る一番の場所は、お風呂場です。やわらかな湯気に包まれ心身共にゆったりできる時間です。癒されるだけでなくお風呂でスキンケアを行えば、肌はさらに輝きます。お風呂にためたお湯の蒸気で毛穴が開くので、こびりついた古い角質、毛穴に詰まったしつこい汚れも落とせるんです。

塩素 肌トラブル 原因 バスタイムのお風呂の水の塩素が危険

塩素 肌トラブル
塩素 肌トラブル

肌が潤うので、ミネラルウォーターベースの化粧水も浸透しやすくなります。無添加ですから肌への吸収も高くなります。マッサージをすると血流がよくなっているので効果抜群です。

お風呂の水は水道水を使っているご家庭がほとんです。飲み水はミネラルウォーターなどで気づかってもお風呂の水まではなかなか…というのが本音です。水道水の塩素は、肌のバリア機能や角質間の保湿機能を低下させ、乾燥肌を深刻化させてしまいます。
また、皮膚の水分保持機能が低下すると、毛穴も目詰まりしやすくなります。
水道水にはどのくらいの塩素が含まれているのでしょうか?
厚生労働省は、塩素の下限は設けていますが、上限は規定していません。地域差はありますが、0.5ppm以上は、含まれます。アトピー性皮膚炎などの人にはとてもダメージとなる数値です。普通肌の人であれば、2.0ppm以上だと害になります。

この美肌に大敵の『塩素』どのようにしたら害を無害化できるのでしょうか?
まずひとつめが、入浴剤や、お酒、天然塩などの有機物には、塩素を除去する力があります。湯船に入れるといいでしょう。酒、お茶、ビタミンCなどの有機物は塩素を除去する働きがあります。入浴剤などの保湿成分も有機物ですのでよいでしょう。お酒が好きで有れば日本酒などは美肌に効果的です。

ふたつめですが、夏などの暑い時期になるとどうしてもシャワーですませてしまう人が多くなりますが、シャワーの水は塩素の濃度が濃くなります。塩素を除去するシャワーヘッドなどを使うといいでしょう。塩素をカットするシャワーヘッドやグッズが人気を集めています。

3つめですが、これは簡単に行える方法です。一番風呂を避け、2番目以降に入ります。一人暮らしの方はできませんが、2番目以降に入浴することが出来る人は1番風呂は避けます。最初に誰かが入浴すると、6割程度の塩素がカットされます。肌の強い人にはじめ入ってもらいましょう。

女性にとってスキンケアを行う上でバスタイムは、とても重要ですが、このバスタイムをもっともっと有効にできる方法として今回は、塩素カットの方法を紹介しました。

美容

水の役割 人間の体に大切な水の3つの役割

水の役割 人間の体に大切な水の3つの役割についてです。人間は、水がないと生きていけないことは誰もが知っている事実ですが、その水について深く、考えたことがないのがほとんどです。実際、水に関する関心が高まっている最大の原因は、水道水の汚染や単純に「水がまずい」と感じていることでしょうか?

水の役割

水の役割 人間の体に大切な水の3つの役割
水の役割 人間の体に大切な水の3つの役割

水道水のカルキ臭や藻のような臭さは、都市の発展とともにひどくなり、それほど神経質でない人までもが「水道水はまずい、臭い」といったイメージが定着してしまいました。

消毒用に使われる塩素は、それそのものの毒性だけでなく、水中の有機物とトリハロメタンのような発ガン性物質を生成し、日本中の水道水で避けられない状態になっています。
生活防衛マニュアルというサイトでもできるだけきれいな水を選ぶということを強くすすめています。

『水は水道の蛇口をひねればいつでも出てくる』というのは今や常識でなくなっているのが現実です。そんな中、水についてもっと深く考えるべきではないかと思ってしまうのは私だけでしょうか?
人間が生きていく上で欠かせない水の3つの役割を丁寧に追ってみたいと思います。

水の役割は、いまさらですが、血液の主成分として体中を巡り栄養分や酸素を細胞に運搬し、老廃物を尿として排出します。代謝には欠かせない酵素の働きを維持するのも水です。そして肌の潤いを保つのも水です。
水は、人間をはじめとした生物の生命の源なのです。震災などの防災を考えたときに一番最初に行うのも水の貯蓄です。2~3日食べなくても水さえあれば命は絶えません。体内の50%~60%を占める水は、健康を保つために大変重要な役割を担っており欠かせないものです。体内の水分量は、加齢とともに減少します。赤ちゃんの肌が透き通ってキレイななのは、水分をたっぷり含んでいることと、紫外線の害を受けていないためです。この50~60%の水は、体に留まらずに尿や汗、呼吸や便として体外に排出されます。その量は1日で2L以上になるといいます。意識して水分を摂取しなければ体は水分不足となってしまうことになります。

代謝させる

胃から吸収されて血液中に入った水が、体内を巡り、細胞に栄養分と酸素を届けています。酵素の働きを活発にする作用もあります。栄養分をエネルギーに変換する代謝の過程にはさまざまな酵素がかかわり、水が不可欠となります。

老廃物を排出する

体全体に行き渡った水は、細胞から老廃物を受け取って、汗や尿として体外に排出する働きがあります。体の不要物を洗い流す水路となり体内を清潔な状態に保ちます。

肌の潤いを保つとともに体調調節を行う

肌のバリア機能を持つ角質層。ここでの潤いのもとは、汗腺からの成分。肌の潤いにも水は不可欠な役割を担っています。また、肌の水分は蒸発して熱を体外に逃がすなど体温を一定に保つ働きもあります。

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